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矢野惣一の愛と信念
私がセラピーや人生について思っていることを書いてみました。
これらはセラピスト養成講座の中で生徒さんたちに話したものと、まぐまぐ殿堂入している私のメルマガ『頑張らないで幸せになる無意識の使い方』の中で、我ながら傑作だと思うものを選んで、書き直したものです。
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心理療法の目的
私の敬愛する天才心理療法家ミルトン・エリクソンの言葉
その人が持っていないものを与えることが心理療法ではない。
その人の歪んでいる部分を矯正することでもない
その人が持っているにも関わらず、持っていないと思っているものを、
どうやってその人自身が使えるようにしていくのか。
そこを援助するのが心理療法です。
もちろん私は、このポリシーに則ってセラピーをしています。
だって私は、このポリシーの素晴しさを我が身をもって体験しているのですから。
今日は、そんな私の昔話にお付き合いください。
私は自閉的な子どもでした。
幼稚園では、遊びの輪に加わることができず、いつも一人でした。
母は幼稚園教諭に言われたそうです。
「惣一くんは、小学校で普通の子たちと一緒のクラスでは、やっていけないでしょう」
母は、私に社交性をつけさせようと、絵画教室に通わせてくれました。私の絵が特にひどかったというのも大きな理由でした。
私の描く絵は「三角屋根の家」と「太陽」だけと決まっていました。
その絵の中で、私はいつも家の中にいて、外へは出てきませんでした。
分析すれば、三角屋根の家が私の心を表わしていて、私はその中に閉じこもっていたわけで、典型的な自閉的な子どもの絵といえるでしょう。
初めて、その絵画教室に行った日のことは、40年以上も昔のことなのに、はっきりと覚えています。
黒ぶち眼鏡の優しそうな男の先生が私の担任になってくれました。
何でもいいから好きな絵を描いてごらん。
と言われて、私はいつものように、家と太陽を描きました。
その絵を見て、先生は私を窓際に連れていきました。
「よく見てごらん。
お日様は、こんなふうに赤一色だけかな?
それと、こんなふうに丸い形をしているかい?」
私は目を細めて、太陽を見ました。
そして、私はオレンジや黄色や、青や緑や…24色のクレヨンすべてを使い、一点から放射状に線を描いてゆきました。画用紙いっぱいに。
私の絵は、何を描いてあるのか、わからないものになってしまいました。
でも先生は誉めてくれました。
そして、言いました。
「惣一くんは、どこにいるのかな?」
私は、三角屋根の家から出て、お日様の光を浴びている自分の絵を描きました。
幼稚園教諭は「また同じ絵描いてるの? 他に何か描けないの?」
と、私を矯正しようとしていました。
一方、絵画教室の先生は、私がすでに持っているものを引き出したのです。
つまり、自分の殻に閉じこもっていた私のたったひとつの外界との接点であった太陽に意識を向けさせた。
この先生は、1時間もかからないで、閉じこもっていた私の心を、外の世界に連れ出してくれたのです。
しかも、外の世界がどんなに素晴しいかということも同時に教えてくれた。
そのことで、私は殻から抜け出して、太陽のあたる外の世界へと踏み出すことができました。
この日を境に、私の人生は変わりました。
小学校では、友達も大勢できました。
図画工作の成績は、いつも5で、コンクールにもたびたび出品されました。
いつも学級委員をやるような積極的な子になりました。
そして、この時に目覚めた観察力は、その後の私の人生で大きな財産になっています。
エリクソンの言葉を再び
その人が持っていないものを与えることが心理療法ではない。
その人の歪んでいる部分を矯正することでもない
その人が持っているにも関わらず、持っていないと思っているものを、
どうやってその人自身が使えるようにしていくのか。
そこを援助するのが心理療法です。
私はセラピーをおこなう時、クライアントさんの症状を消そうとはしません。
その人が、すでに持っているもの、
すでに持っている能力、成功体験、未来への希望
に気づいてもらうように誘導します。
それは、クライアントさんが無意識に発した言葉や仕草や表情の中に隠されています。
何気なく発した言葉、無意識に動かしている手足の仕草、表情、姿勢に、多くの解決のヒントが含まれています。
私が描いたお日様の絵のように。
私の仕事は、それを見つけ、あなたがそれを使えるようにすることです。
秋の初めの美しい太陽を見ていて、ふと思い出しました。
私が今の職業に就くことは、この時、すでに決まっていたのかもしれないと。
不幸の世代間連鎖
仏教では、魂は輪廻転生すると考えられています。魂には目的があって、その目的を達成するまで、生まれ変わるというのです。
今世で解決できなかった課題はカルマとなって、来世でも同じ課題に直面するといわれています。
しかも、前世より問題はより大きくなって、のしかかってくるといわれています。
前世や輪廻転生が、本当にあるのかどうかは確かめようがありません。
だけど、これは確かなことです。
不幸は世代間連鎖する
講談の決まり文句「親の因果が子に報い」
「親のようには絶対ならない」
そう思っていたのに、いつの間にか、親と同じような人生を歩んでいる自分に気がつく。
親から虐待を受けて育った人は、自分の子どもにも虐待をしてしまうことが多いのです。
このように私たちは、親や先祖が、やり残したことを負の遺産として引き継いでいます。
カルマは、あなたの来世に持ち越されるんじゃありません。
あなたの子や孫に、確実にツケがまわされるのです。
私たちは、何のために生まれてきたのでしょう?
私は、自分自身の体験と、セラピーを通じてクライアントさんから得た体験からこう確信するようになりました。
私たちは、自分の代で不幸の世代連鎖を断ち切り
子孫に幸せな未来を引き継ぐために生まれてきた。
大袈裟な! と思われるかもしれません。
そう思われる方のためにも、矢野家の不幸の世代連鎖を例にお話をします。
開業前、私は何人ものセラピストからセラピーを受けました。その中で体験したことです。
当時私は、首の慢性的なコリを感じていました。
私を催眠状態に誘導して、セラピストが言いました。
「首に意識を集中してください」
すると、急に首が締め付けられる激しい感覚に襲われたのです。私の首の後ろにドクロが現れて、そのドクロの肋骨が、私の首を締め付けている……
というイメージが、首のリアルな締め付け感と共にリアルに浮かび上がってきました。
セラピストがドクロに言いました。
「お前は、何者だ?!」
ドクロが答えました。
「俺は、こいつの祖先に殺された者だ」
「何のためにお前は、矢野さんに憑いているんだ?!」
(このセラピストは、心霊療法家ではなく、心理療法家です。念のため)
「俺を殺した奴の子孫を根絶やしにしてやるんだ」
「どうしたら、お前は矢野さんから離れるんだ?!」
「離れない。俺を殺した奴の子孫を根絶やしにするまでは離れない」
首が猛烈に締め上げられ、私は息ができなくなりました。
ほんと、死ぬかと思いました。
苦しむ私を見て、セラピストは、あわてて呪文らしきものを唱え始めました。
(私が受けたのは、心霊療法ではなく心理療法です。念のため(^ ^;Δ フキフキ)
幸いにも、その呪文が功を奏して? 首の締め付けは治まりました。
けれど、首の締め付けから解放されてからも私は驚愕したままでした。
このドクロが言ったことは、デタラメではないのです。
矢野の祖母の家系は、私か弟が子を成さなければ、途絶えてしまうのです。当時、私も弟も独身で、結婚の予定どころか彼女さえ久しくいませんでした。
このままだと、ドクロの呪いは達成されることになります。
そして、この時、私は矢野家に少なくとも三代わたって伝わっている不幸の世代連鎖に気づいたのです。
↓続く
幸せを引き継ぐ者
さて、矢野家に伝わる不幸の世代連鎖。
私の知る限り、矢野家で葬式の時「いい人生だったわね」と言われるような人生をおくった人はいません。
父は61歳という若さで癌になり死にました。
父の人生は苦労の連続でした。
親から受け継いだ負の遺産を解消するために、父の人生はあったようなものでした。
祖父は昔かたぎの温情に厚い人で、自分を頼ってきた人には誰にでも手を差し伸べました。次々に借金の保証人を引き受けていました。
ほとんどの人が夜逃げをして、借金は連帯保証人の祖父が負うことになりました。
こんなに多くの人の面倒をみてきた祖父の葬式は寂しいものでした。
そして、祖父が肩代わりした借金の金策は父がしていました。
祖母は、自分勝手なわがままな人で、同居していたにもかかわらず、私は祖母に抱いてもらった記憶がありません。
祖母の奇行のため、矢野家には、いつも不安と緊張感がありました。
父が亡くなった時、祖母は病院のベットの上にいました。
認知症で恍惚の人となっていて、息子の死を理解することもできませんでした。
そして、父が亡くなった翌年、老衰で亡くなりました。
祖母には弟が一人いました。
彼は生涯独身で、病弱な母親(私の曾祖母)の世話をしてきました。
母親の介護が中心ですので、転勤や残業がある仕事には就かず、生活はいつも苦しいものでした。信じられない、ぼろアパートに私も何度か行ったことがあります。
晩年は生活保護を受け、介護つきの老人ホームで最期を迎えました。
私たち兄弟以外に彼に身寄りがないため、葬儀は、私があげることになりました。祖母が亡くなって半年後、父が亡くなって1年半後のことです。
1年半の間に、私は3人の葬儀を出したことになります。
さすがにお坊さんが同情してくれて、読経代などを安くしてくれました。
矢野家に伝わってきた不幸の世代連鎖。
それは親のために自分を犠牲にするというものでした。
そして、当時の私は母と二人暮しの39歳。
結婚できない理由に
「苦労ばかりしてきた母をおいて自分だけ幸せにはなれない」
という無意識の力が働いていたのです。
なんと、不幸の世代連鎖は、私にもおよんでいたのです!
私はそれに気づき、矢野家に伝わる不幸の世代連鎖を自分の代で断ち切り、子孫に幸せな未来を引き継ごうと決意しました。
ネイティブアメリカン、イヌイット、アイヌ、アボリジニ……
世界中の先住民族に共通している考え方があります。
自然は子孫からの預かり物
先住民族たちは、自然をより豊かにして、子孫に受け渡せるよう、自然を守り育てます。
私たちも同じです
人生をより幸福なものにして、幸せを子孫に引き継ぎましょう。
あなたの苦しみは、あなた一人では終わりません。
あなたの苦しみは、あなたの子孫に引き継がれてしまいます。
あなたの幸せもあなたの代では終わりません。
あなたが築いた幸せは、あなたの子孫に受け継がれてゆきます。
もし、あなたが子を成さなくとも、あなたの幸せは、後世に引き継がれます。あなたが幸せにした人々が、その幸せを彼らの子孫に引き継いでくれるのです。
幸せって、そうやって広がってゆくものだと思うのです。
だから私たちは、自分が直面している苦しみに立ち向かい、それを解決する必要があります。
私たちは皆、より幸せな人生を子孫に引き渡す義務があります。
人は、耐えられないような 深い 悲しみ 憎しみ 恥かしさ などを体験します。
すると、そのつらさを二度と体験しないように、あらゆる手を尽くしてそれから逃げようとします。
普通の人は、一生逃げ続けます。
極一部の人だけが、逃げずに立ち向かいます。
そして、その人たちだけが、自分の人生の本当の目的・使命に気づくことができます。
やがて、その人たちは、多くの人たちに心の安定をもたらしてゆきます。
そして、自分が幸せになることで、人を幸せにしてゆきます。
その幸せは、子孫へと引き継がれてゆきます。
けれど、どんなに強い人でも自分一人で立ち向かうことはできません。
それをサポートしてくれるのが心理療法なのです。
そうなんです。
私たち心理療法家は、次世代に幸せを引き継ぐことができる人を世に送り出すために働いているのです。
想像してみてください。
あなたが築いた幸せが、子々孫々まで引き継がれてゆくさまを。
2006年のお盆。渋谷にある矢野家の墓に、妻と1歳9ヶ月の息子、母の4人で墓参りをしてきました。
私は、祖先たちにこう言いながら手を合わせました。
「あなたがたの幸せは、確かに私が引き継ぎました。
見てください。
あなたの子孫は、こんなに幸せに暮らしています」
人の収入を決めるもの
2002年1月5日、初めて受けた心理療法で私の人生は変わりました。
翌日、犬の散歩をしていると突然
「これが私の人生の使命だ!
昨日までの自分のように理由のわからない生き辛さを抱えて、頑張っているのに上手く生きられない人たちが、自分の本当の素晴しさに気づき、活き活きと人生を生きれるようにサポートする。
それが、私の生きる道だ!」
という想いが天から降ってきたのです。
頭では「39歳でサラリーマン辞めて、未経験の催眠療法なんてやって上手くいくはずないじゃないか」とブレーキをかけているのです。
でも、自分ではない何か大きな力に背中を押されるような感じで、正月休み明け初日に辞表を出していました。
この職業に就こうと決めた時年収はせいぜい300万くらいだろうな。この収入じゃ結婚もできないな。でも、これが俺の人生の使命だから仕方ない。
清く貧しく美しく生きようと思いました。
そんな私が、今のように経済的にも豊かになれたのは、この人との出会いがあったからこそです。
当時私は、問題解決セラピスト養成講座をマンツーマンでやっていました。その講座に、経営コンサルタントの椎名さんがいらしてくださったのです。
椎名さんは経営コンサルタントですから、話は自然とお金のことになりました。
「先生、いくら稼いでるの」
「とっても恥かしくて言えないくらい少ないです。
でもいいんです。この仕事は僕の人生の使命ですから」
椎名さんの次の言葉が僕の人生を変えてくれました。
「矢野先生、人の収入は、その人が幸せにした人の数で決まるんだよ。
サラリーマンが収入が少ないのは、上司やほんの一握りのお客しか喜ばせていないからさ。
芸能人が高収入なのは、多くの人を感動させたり笑わせたりしているからだよ。
もし、先生が、サラリーマン時代より収入が少ないのなら、それは、先生が幸せにしている人が、サラリーマン時代より少ないってことだよ。
先生はそれでいいの?」
頭をガツンと殴られたようでした。
その後、椎名さんの紹介で経営コンサルタントの方々が10人も私の問題解決セラピスト養成講座を受けてくださいました。
当時の私は、金持ちに関して偏見を持っていました。
「汚いことをしないと金持ちにはなれない」
そう思っていました。
しかし、椎名さんをはじめ、ご友人のコンサルタントの皆さんは、私のその偏見を木っ端微塵に吹き飛ばしてくれました。
皆さん優秀な経営コンサルタントで、お金儲けの専門家であるばかりでなく、人格的にも素晴しい方々でした。
彼らと接しているうちに
清く『貧しく』美しく より
清く『豊か』で美しく 生きよう!
と思うようになりました。
豊かさは、お金なしで得られませんし、お金だけでも得ることはできません。
経済的な豊かさと心の豊かさの両方が必要です。
私は、多くの人を幸せにして、それが自分の豊かさと幸せももたらすようにするためには、何をしたらいいだろう?
と、考えて実践しました。
私がやっている、短期間で問題を解決し、その人が本当に望んでいるものを手に入れるセラピーを広めてもらうために、セラピストの養成に力を入れることにしました。
セラピストを養成すれば、その人たちを通じてサポートできるクライアントさんの数は倍倍に増えていきます。
遠方でセラピーを受けに東京までいらっしゃれない方のために自宅学習用のCDプログラムを創りました。
より多くの人に、私の効果的なセラピーを知っていただくために、本を出版しました。
少ないお金で効果を得たい、という人のために、講演会の模様をDVDにしました。
こうして私は、多くの人を幸せにするにはどうしたらいいか?
を考え、実践していくことで、自分自身も経済的に豊かになり、週休5日の田舎暮らしという生活を手に入れることができました。
もしかしたら、あなたも、昔の私のように「汚いことをしなければ、お金持ちにはなれない」と思っていませんか?
そうではないのです。
もし、あなたが、充分に豊かでないのなら、それは、あなたが、ほんの僅かの人しか幸せにしていないからです。
あなたは、何人の人を幸せにしていますか?
人が大きく成長する時
解決志向セラピーの鉄則
上手くいかないなら、何でもいいから違うことをしなさい
『原因』と『結果』の法則
同じことを繰り返しても同じ結果しか得られない。
違う結果がほしければ、違うことをしてみることだ。
これらの法則や、実際のカウンセリング、自分自身の経験を通して、私がたどり着いた結論は、
人が大きく成長するのは、
今までと違う考え方をし、
今までと違う行動をするようになった時
成功者と呼ばれる人たちは、皆同じようなことを言います。
「お客様のことを第一に考える」
「仕事を通じて社会に貢献する」
これらを言っているのは、ビジネスで成功した人だということを忘れてはいけません。
彼らは、初め、金のことしか考えていなかった人達です。
いわば、典型的な自己中心的な人だったのです。
それが、ある程度の収入を得られるようになった時から、他人に貢献することに目覚めた。そのことで、彼らは、大きく飛躍することができたわけです。
つまり、今までと違う考え方をするようになり、今までと違う行動をとるようになったことで、飛躍的に成功することができた。
だから、彼らは、大きく飛躍するきっかけになった <他人に尽くす> ということを成功の鉄則と考えているのです。
興味深い統計があります。
幸福度を収入別に調べると、年収三千万円までは、収入が上がるにつれ、幸福度も増すのですが、年収三千万円を超えると、収入が上がっても幸福度は上がらなくなります。
これは何を意味するかというと、
いつまでも、私利私欲を満たす金儲けのことしか考えなかった人は、そこで成長が止まってしまい、人生の下り坂に入ってしまう。
自分のことだけでなく他人の幸せも考えられるようになった人は、次のステージに進むことができた。
ということです。
ビジネスで成功するような人は、パワフルで自己主張が強い人が多いですから、こういう人たちの発言や著書が巷に多く出回ります。
それを読んだ人たちは、自分も同じことをやれば、成功できると思います。ところが、多くの人が上手くいきません。
なぜでしょう?
このようなビジネスで成功した人たちの言葉を、元々、自分のことより他人のことを優先するような人が信じて実践してしまうととんでもないことになります。
お客様のためといって、赤字になるような低価格で売ったら、商売は成り立ちません。
サラリーマン時代の私は、親と上司の期待に応えることを第一に考えていました。自分の価値観で動いてなかったのです。
だから、つらかった。上手くいかなかった。
それが心理療法を受けたのがきっかけで、
「これからは、自分を喜ばせるために生きよう!」
と決意しました。
そして、サラリーマンを辞め、心理療法家になったのです。
催眠商法も催眠療法も世の中では、同じ怪しい商売です。完全に親の期待を裏切った生き方です。
かつての私のように自分より他人を優先するような人は、
「他人の期待にいっさい応えないで、自己中心的に生きよう」
と決意して行動することで、新しい人生が開けるのです。
ビジネスの成功者たちが言っていることとまるで逆です。
〈自分〉が何をしたいのかわからない。
という人がいます。
そう思っている人は、とても自己中心的になっています。
そんな人に私は、こう質問します。
「あなたの身近な人を喜ばせるには、何をしたらいいでしょう?」
<人の期待>に応えなければならないと、頑張りすぎて疲れ果てている人
には、こう質問します。
「もし、誰からも文句をいわれなかったら、何をしたいですか?」
「『他人の期待にいっさい応えないで、自己中心的に生きよう』と決めることができたら、何をしますか?」
人が大きく成長するのは、
今までと違う考え方をし、
今までと違う行動をするようになった時。
教えることの本質
「催眠療法で自分のいろいろな人格と対話することができます。
人の心の中には、いくつもの人格が住んでいます。その人格のひとつひとつを副人格といいます。
副人格を催眠で呼び出して、対話することで、自分の気持ちをより理解することができます。
僧侶や修験者が「神や仏の声」と言っているのは、この副人格のことだと、私は思っています。
心理療法家として開業して間もなく、私が自己催眠で副人格と対話したときの話です。
その時現れた副人格は、菩薩のような姿をしていました。
副人格が言いました。
「お前(私、矢野のことです)が、カウンセラーとして幸せにできる人数など一生かかってもたかがしれています。
もし、お前が持っている知識や技術を人に教えれば、その者たちが、多くの人々に幸せを広げてくれるでしょう。
お前が10人に教えたとしましょう。
すると、その10人が、それぞれ10人を幸せにするでしょう。
さらに、その人たちが、またそれぞれ10人を幸せにするでしょう。
そうやって幸せになった人の数は、お前が何回生まれ変わったところで、一人ではとうてい達成できない数になります。
幸せは、そうやって広がってゆくのです。
人に教える、人を育てるということは、そういうことなのですよ」
これがきっかけで、私は『セラピスト養成講座』を始めました。
卒業生の皆さんが、各方面で活躍されています。
卒業生さんの中には、卒業後、心理カウンセラーとして本を出版された方が何人もいらしゃいます。これは、他のカウンセラー養成講座ではないことです。
卒業生で心理カウンセラーとして開業されている方のリストがホームページでご覧いただけます。
セラピストとして開業はしていなくとも、
教員として、生徒さんたちを導いていらっしゃる方、
ビジネスマンとして、部下の育成に役立てくださっている方、
看護士として、患者さんのケアをしておられる方
主婦として、お子さんに愛情を注いでいらっしゃる方、
夫として父親として、ご家族を大きな愛で支えていらっしゃる方
…etc.
そして、講座で学んだことを、メルマガやブログに書いてくださっている方も増えました。(すみません。とても全部は書ききれません)
そうやって皆さん、私の講座で学んだことを広めてくださっています。
副人格の言ったとおりになってきました。
キャンドルライト
みなさん、クリスマスはいかがお過ごしでしたか?
我が家では、部屋の明かりを消し、キャンドルを灯し、ボーイソプラノの賛美歌のCDを聴きながら過ごしました。
普段暴れまわっている1歳の息子も大人しくキャンドルの灯火を見つめていました。
キャンドルライトの暖かさと安らぎが心にしみいってきます。
キャンドルライトには思い出があります。
NLPという心理学の中に「パートの統合」というワークがあります。自分の中の葛藤する要素を、左右の手にイメージに変換して載せて、左右の手を合わせて一つに統合することで、心の葛藤が治まるというワークです。
私は「心理療法」と「成功法則」を統合した自己成長のためのセラピーをおこなっています。それが生まれた、きっかけが、この「パートの統合」のワークでした。
私は「パートの統合」のワークで、「心理療法」と「成功法則」を統合してみました。
「成功法則」をイメージに変換すると、金色に輝く太陽でした。まぶしくて見つめることができないほどの光を発しています。
「心理療法」をイメージに変換すると、緑の草原でした。涼しくて爽やかな風が吹いています。
そして、この2つを統合して出てきたイメージは……
暗闇にキャンドルの灯火がひとつ
しばらくすると、その灯りは、2つ3つと増え……
やがて、暗闇にたくさんの温かな灯りがともってゆきました。
このワークで、心理療法と成功法則を統合して、自分がやりたいと思っていたことが明確になりました。
人の心にキャンドルライトのような温かで美しい灯りをともしていきたい。
それが、自分の願いなのだ。
最初の2、3本の火は私がつけたものかもしれない。
そして、私から受け継がれた灯火が、そのキャンドルから周辺のキャンドルへと広がっていく。
やがて、暗闇は温かな光で包まれていく。
けれど、その光はいくら増えても闇を消すことはない。
光と闇が調和している世界
私が目指しているのは、それなのだ。
私は、セラピスト養成講座で生徒さんによく言います。
不安や悩みがないのが幸せなのではありません。
不安や悩みを包み込む優しさと強さを自分がもっていることが幸せなのです。
そして、大切なことは、
火は誰かから受け継いだものだけれども燃えているのは、そのキャンドル自身の力なのだということです。
その人がもっている力、幸せに気づかせてさしあげること。
それがセラピーの目的なのです。
あなたにも、そんなキャンドルのひとつになっていただけたら嬉しいです。




